ワードプレスとは、ブログシステムを作るためのオープンソース(誰でもタダで使っていいよ! っと言うありがたいシステム)です。
ワードプレスのホームページから、このシステムをダウンロードして、ご自身のサーバーにインストールする事さえ出来れば、誰でもこのワードプレスを使ってすぐに自分のブログを開設することが出来るのです。
ただし、個人のブログを開設するくらいならそれで充分ですが、会社やお店のホームページとしてのCMS(更新システムの事です)サイトをワードプレスで作ろうとすると、更新システムの仕様やデザインの変更など様々なカスタマイズを行わなくてはなりません。
これは、ちょこっと解説本を読んだくらいでは難しいと思います。
(頑張ればできます、、、)
CMS(更新システム)とは、特に知識がなくても簡単にホームページの内容を変更出来る仕組みです。
ワードプレスでホームページを作ると、ホームページの他に管理ページと言うものが出来上がります。
管理ページへはパスワードによって限られた運営者だけがアクセスできます。
この管理ページの該当のフォームに書き込んだ内容や画像が、ホームページの然るべき場所に表示されます。
と言ったご要望を受けた場合、
“メニュー” と “日替わりランチ” と “イベント” の3つの更新項目を作ります。
メニューの更新項目には、
『メニュー名』
『メニュー写真』
『料金』
『メニュー説明』
といった書込みフィールドを作り、
“ドリンク” 、”フード”、”デザート” のカテゴリーボタンを設置します。
お客様は各フィールドに打ち込んで、表示させたいページのカテゴリーを選べば、その内容が目的のページに表示される仕組みです。
イベントや日替わりランチも必要な項目を作り、簡単に更新出来る仕組みを作ります。
ホームページの運営は、ブログやフェイスブックを更新出来る程度の知識ぐあれば誰でも可能です。
ワードプレスの利点の一つは、無料で使えると言う事があります。
以前はCMSホームページを作ろうとすると、まずはデザイナーがホームページ本体を作り、システムエンジニアが必要な箇所にCMSを組込みんでいました。
その為にはデータベースの構築から管理ページまで全てゼロから作り上げなければなりません。
費用も時間もかかる為、CMSホームページは大変高価なものになり、保守管理の費用も考えると小規模なビジネスサイトでは採算が合わない事か普通でした。
ワードプレスは基本的なCMS機能と管理ページはベースとして備わっていますので、あとはお客様の要望に合わせてカスタムして行けば良いのです。
またそのカスタムも、システムエンジニアに頼らなくても、デザイナーレベルのスキルである程度作り込む事が可能ですので、人件費も安く、以前のCMSホームページの3分の一程度の予算で制作可能です。
上のレストランのホームページの例で言えば、
通常のCMSでは、データの受け皿である「メニューページ」に、管理ページから投稿したメニューデータが並ぶだけです。
ワードプレスでも見た目は同じですが、裏できちんと一つ一つのメニューの個別ページを持っています。
これはGOOGLE等の検索エンジンから見ると、人が見るページはメニュー一覧ページだけだとしても、サイト内にはメニューの数だけの個別ページを持っていると言う判断になり、
『コンテンツが豊富な優良なサイト』として評価されます。
サイトの評価が高い = 検索ページでの上位表示につながるのです。
同様の理由で、ワードプレスでホームページを作ったならコラム(ブログ)を書けば書くほどそのサイトの評価が高くなります。
ワードプレスがSEOに適していると言われる理由です。
また、SEOの観点から言えば、ワードプレスには検索エンジンとフレンドリーになる様々なプラグインが存在します。
これらのプラグインを使えば、業者に頼んで手間暇・費用をかけて行うSEOの内部対策を、社内で地道に行うことができます。
ワードプレスのデメリットは、実はメリットの裏表になります。
ワードプレスは無料である事と、その手軽さで今や世界中のCMSの標準となりつつあります。
現在、世界中のホームページの30%弱はワードプレスで作られています。
CMSサイトだけで見れば60%がワードプレスを使ったホームページとなっています。
そのシェアの大きさから、悪意を持ったハッカーのターゲットにもなりやすく、事実こうしたハッカーからの攻撃でホームページを改ざんされた例も少なくありません。
ワードプレスでのホームページを開設したら、こうした外部からの攻撃へのセキュリティーの意識を強く持っている必要があるのです。
ただし、こうした攻撃に対してWordPressを開発しているAutomattic社もセキュリティーを強化したバージョンを頻繁に配信しています。
常にワードプレスを最新バージョンにバージョンアップすることと(管理ページからワンクリックでバージョンアップできます)、ログインパスワードを
強靭なものに設定しておくことでほとんどは被害を回避できます。