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想像するメタバースの今後

メタバースというフレーズが認知されだしてから数年が経ちました。
それ以前からゲーム業界、、例えばスプラトゥーンやマインクラフトの世界では仮想空間はどんどん使われだしてはいましたが、『メタバース』というフレーズが想像させるのはバーチャルなコミュニティーという空間ではないかと思います。

その言葉の認知が広がったのは、やはりコロナウィルスの蔓延であらゆる職種でのコミュにてケーションが対面で行えなくなってしまっことが大きな原因です。

オンラインミーティング・オンライン飲み会・オンラインライブ、そうしたインターネットを使ったコミュニケーションを行うことへの人々の抵抗がなくなり、多くの業界の方々が

「これからはメタバース!」
「メタバースに乗りおくれるな」

と声高々に叫び始めました。

 

私自身も、「へ~~そうなんだ。 わくわく!!」 とこの新しい技術がどのように浸透していくのか、それが自分の仕事にどのような影響を与えるのかを期待と不安で見つめてきました。

 

しかし、、あれから数年、、

メタバースの浸透具合を見ると、、「ん?? どうなんだろう?」

と疑問を感じることも正直あります。

私自身は、時々Clusterを使ってメタバースの世界に入り込んでいますが、、確かに以前と比べて多種多様なワールドが展開され、いろいろなイベントが毎日開催されてはいますが、
例えば、インスタグラムが登場したときのようにネズミ算式にユーザーが増えているという実感はありません。

思うに、

今後もメタバースが現在の2Dのネットの世界にとって代わる事は考えられないなあ、、

 

というのが実感です。

その一番の要因として、、

ネットというは”ながら”がポイントなのです。

  • 食事をしながら、、
  • 電車に乗りながら、、
  • 待ち合わせ場所で待ちながら、、
  • はたまたトイレに座りながら、、

そんな状況で重要な事は、片手で操作できるかどうか。

 

メタバースの世界にいるときは、どうしても両手がふさがってしまいます。

それはゲームなどのように、集中して向き合う場面でないと受け入れられないのです。

ということで、今後もこの操作性の問題がクリアできない限りは、メタバースはある特定の用途の為に用意された世界にしかなりえないのではないかと思います。

ましてや、極端な思考の方が謳うような、

「人類は今後仮想空間が現実としての日常になり、リアルな世界では接種と排泄だけを行うようになる」

なんてことは起こらないでしょうね、、

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