ホームページを開設するには、まずホームページ自体を制作しなくてはなりません。
先の章でも書きましたが、無料ツールで作ったホームページも何百万もかけてつくったホームページもホームページとしての本質は同じです。
高額な制作費で作ったのだから、公開しているだけでどんどん収益が上がるということは絶対にありません。
ならば、なるべくコストを抑えるために無料制作ツールで作ってしまえば良いかというとそうではありません。
私たちが見ると、ご自身で作られたとわかるホームページの中にも、非常に洗練されたデザインのテンプレートを使って、一見プロが作ったものと遜色がないようなビジュアルのホームページもあります。
しかし、ホームページ制作は技術的な事をクリアすればOKではありません。
ホームページとは、
「訪れてくれた人に対して、何を求めるか」
という事を明確にしなくてはなりません。
この、ホームページの目的のことを
コンバージョンと言います。
コンバージョンには
◆ 実店舗への来店数を増やす
◆ ホームyページからのお問合せや注文を増やす
◆ 自社のサービスや商品についての説明をネット上で完結する
◆ ネット上で商品を購入してもらう。
などがあります。
ここで大事なのは、
コンバージョンは一つに絞って、その目的のためのホームページを制作する
という事です。
そうすることで、ユーザーの誘導線がはっきりしてきます。
コンバージョンを達成するために、各目的によってページの構成やレイアウトは変わってきます。
コンバージョンを達成するための構造やレイアウトを作るには、ある程度の実務経験が必要になるのです。
見た目は非常に綺麗に出来上がったホームページでも、
『電話番号がどこに書いてあるか探せない』
『営業日や時間が明記されていない』
などでせっかく訪れてくれたユーザーを離脱させてしまう事があってはなりません。
では業者に依頼する場合、どの程度費用が基準になるでしょうか。
5万円程度から作ってくれる格安フリーデザイナーから100万円くらいの予算がかかる制作会社まで様々です。
ホームページの予算は、制作者の経験値と制作にかかわるスタッフの人数に比例することがほとんどです。
つまり、開業を初めて実務経験を沢山積もうと思えば、安くても沢山案件を手掛けたい思いますし、
ある程度長年制作業を続けていれば、それ相当の価格で請け負いたいと思うものです。
また、同じ制作者が作っても、そのデザイナーに直接依頼するのと、パンフレットや名刺をお願いしている広告代理店に依頼し、そこから外注として依頼を出されるのとでは
当然支払う金額が変わってまいります。
直接WEBデザイナーを探した場合、制作費は抑えられますが、果たしてどの程度のスキルと経験を持ったデザイナーかは未知です。
逆にお付き合いのある広告代理店に依頼した場合は、広告代理店が信頼して発注するデザイナーなので、ある程度は安心できるかもしれません。
また、大きな制作会社へ依頼した場合は、制作費は高くなる傾向にあります。
これは、一つのホームページを制作する過程で、
個人のデザイナーなら一人で”打ち合わせ” ”デザイン” ”コーディング” ”サーバー環境の設定”など全ての作業を行うのに対して、
大きな制作会社なら
”デザインを作るデザイナー”
”デザインをホームページの形式に直す コーダー”
”お客様のもとへ打ち合わせにいく営業”
”統括するディレクター”
など関わるスタッフの人数が増えるからです。
その分、個人のデザイナーと違う、様々なアイディアや確かな校正、後々の管理の信頼度などメリットがたくさんあります。
つまり、掛かる費用にどれだけの価値を感じるかということになります。
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